7章~意外な展開~伊藤「影分身…卑怯な事しますね。」ジョン「戦いに卑怯もクソも無いわぁぁ!!」 そう言うと塔の隙間から出る風と共に50人あまりのジョンは伊藤へと飛び掛った。 伊藤「卑怯者…」 伊藤は手から炎が出てきた。 ジョン「まっまさか!!」 ジョンの予想通りだった。昔ジョンにとどめをさした技だ。 伊藤「天烏飛炎拳!!!」 ボボボボボボボボボボボン!!!! ほとんどのジョンが消えた。もうすでに数えられる人数だ。 ジョン(ふぅ。本当の俺を一番後ろにおいといてよかったぜ。) 伊藤「ちっ本体は一番後ろだな…。すぐ殺してやるよ。」 ジョン「はっ!強がるのもほどほどにしろ!!」 伊藤「後7人か…。すぐ殺せるな。」 伊藤はジョンの話なんて全然聞いていない。 ジョン「あぁぁぁぁ!!!ムカつくな…。新技見せてやるよ…。」 その瞬間7人のジョンの両手から炎が出ていた。さらに烏の形をしている。 伊藤「猿真似野郎が。そんな事しか出来ないか…。」 ジョン「甘いな。視点を下げてみろよ。」 そう言われて伊藤は下を見た。 なんと!足にも炎が出ている。これまた烏の形だ。 ジョン「これぞ天烏飛炎拳ならぬ、多重天烏飛燕拳だ!!!飛燕だぞ!燕!!!」 7人のジョンは伊藤に襲い掛かる。本当に飛燕のように素早く伊藤の後ろへ回り込み背中を蹴った。 伊藤「ぐわぁぁぁぁ!!!」 伊藤は大きな悲鳴を上げて壁から壁へと吹き飛んだ。 ジョン「まだまだぁぁぁ!!!」 蹴り、殴り、叩き…伊藤は見る見るうちに血まみれになった。 伊藤「痛い…熱い…相当火傷してしまったようだな…。もう死ぬのかな…。」 ジョン「死ね!!!死ね!!!とっとと逝ってしまえ!!!ふははははは!!!」 伊藤「ガハッ…もう…だ…めだ…。」 その時だった。 バババババババババババババババァァァ!!!!!! ジョン「ぐわぁぁぁ!!!!!」 ボンボンボンボンボンボン… とうとうジョンガ一人になった。 伊藤「あ…あなた…は…」 |